2か月間テキストと問題集で独学してFP(ファイナンシャルプランナー)3級合格したので記事にします!
みなさんこんにちは。
2021年はやくも3月になりました。
今回は、1月に行われました日本FP協会主催の FP(ファイナンシャルプランナー)技能検定3級を受け、合格したので記事にしたいと思います。合格したとは言いつつも、自己採点したところ実技試験はかなりギリギリでの合格となりました。6割以上得点することができれば合格となるようですが、FP試験に出題される問題に関する仕事を生業としている、もしくは専門的に取り扱っているなどしている人でない限り、ある程度しっかり勉強して挑む必要がある試験ではあると思います。
日本FP協会のウェブサイトにファイナンシャルプランナーのことについて詳しく書かれているので、もっと詳しく知りたい方は参照してみると良いと思います。
https://www.jafp.or.jp/aim/fptoha/fp/
過去問とその解答も掲載されているので、受験勉強にも役立つ公式ウェブサイトとなっています。
Contents
FP3級を受けようと思ったきっかけ
1番目の動機としては、保険や年金に関することなど、一般常識的な知識が欠けていたためです。社会人も数年目になり、年金や保険、そのほかの金融的なことに関して、どのような仕組みで私たちの生活している社会が成り立っているのか知ることは、大事なことだと感じたからです。
また、私はこの記事とは別に、サラリーマンがどうすればFIREを達成することができるか、という記事を書いています。これは後付けですが、FP技能試験をを受験することで、今後生活していくにあたり得ておくべき知識を得ることができるような気がしたため、受験することにしました。
FP3級を受験するまでに準備したこと
FP3級のテキストをKindleストアで探し、購入して一通りざっと読んだあと、問題集を2周しました。
使用したテキストと問題集
テキストは、うかる!シリーズを使用して、平日は仕事終わりやお昼休みなどの隙間時間を使って、休日で用事のない日は1日に5時間くらいかけて勉強しました。1週間の総合的な勉強時間は、手帳に記録してある2ヶ月間の時間数を単純に合計すると、約5〜6時間になります。試験前2週間くらいには、週に10時間くらいは問題集を周回するために自習していたと思います。
うかる! FP3級 速攻テキスト 2020-2021年版 (日本経済新聞出版) Kindle版
問題集に移る前に、このテキストを使用して、全体像を頭になんとなく入れていきました。
文章だけでなく、図解も多く、理解するのにとても役立ちました。このテキストには、設問のためのページも設けられており、その問題を解くだけでもある程度理解度チェックに役立ちました。同じ日本経済新聞出版から出されている問題集にも解説があるのですが、私自身は、問題集を回して問題集の解説を読んでも理解することができない設問については、このテキストを参照する、というような使い方をしていました。このテキストの内容を全て頭に記憶することができる人はそれで良いと思いますが、私自身はそれほど記憶力が高くないため、一度読んでなんとなく全体像を把握したあとは、参照のために使用する、というような使い方をしました。
うかる! FP3級 速攻問題集 2020-2021年版 (日本経済新聞出版) Kindle版
テキストを一周読んである程度全体像を把握した後、同じ日本経済新聞出版社社から出版されているFP3級の問題集をKindleストアで購入し、試験本番までに2周回しました。2週目は、1週目に間違えた部分を重点的に、それから理解不足な章や自身のない章、過去の出題データを確認し、過去に出題傾向の高い設問を重点的に解いていきました。上記でも述べたように、この問題集に掲載されている解説を読んで理解ができない設問に関しては、テキストブックを参照し、理解度を高めていきました。
テキストと問題集以外に自習するために使用したリソース
・FP協会公式ウェブサイトの過去問掲載ページ
https://www.jafp.or.jp/exam/mohan/
テキストブックを買う前、FP3級試験の受験を検討する段階で、ウェブサイトに掲載されている過去問をざっと見て、どのような問題が出題されるのか、2ヶ月という期間で現実的に合格することができそうかどうか、検討の材料のために参照しました。
・FP3級ドットコム(過去問道場)
https://fp3-siken.com/kakomon.php
このウェブサイトはとても有用なリソースだと思います。お昼休みや電車での通勤時間などの隙間時間を有効に使用することができます。一問一答形式で、サイトのインターフェースも秀逸で使用しやすいです。
不正解だった設問
今後FP技能試験2級を受験することがあるかもしれないので、今後のために不正解だった設問を記録しておこうと思います。FP3級の試験本番では、問題集に鉛筆でメモ書きできるため、自分の答えをメモしておくことができました。なので、自己採点が可能です。この自己採点をもとに、不正解だった設問を記録しておこうと思います。
実際に出題された過去問は、日本FP協会のウェブサイトhttps://www.jafp.or.jp/exam/mohan/#Section01で確認することができます。
3級学科試験で不正解だった設問
(2) 国民年金の保険料免除期間に係る保険料のうち、追納することができる保険料は、 追納に係る厚生労働大臣の承認を受けた日の属する月前10年以内の期間に係るものに 限られる。
(3)老齢厚生年金の繰上げ支給の請求は、老齢基礎年金の繰上げ支給の請求と同時に行 わなければならない。
(7) 一時払終身保険は、早期に解約した場合であっても、解約返戻金額が一時払保険料 相当額を下回ることはない。
(20) 不動産所得のみを有する青色申告者は、その事業の規模にかかわらず、最高65万円 の青色申告特別控除の適用を受けることができる。
(22) 不動産の売買契約において、買主が売主に解約手付を交付した場合、売主は、買主 が契約の履行に着手するまでは、受領した手付と同額を買主に償還することで、契約 の解除をすることができる。
(27) 「直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の非課税」は、相続時精 算課税と併用して適用を受けることができる。
(31) 借入金額300万円、利率(年率・複利)3%、返済期間5年、元利均等返済でローン を組む場合、毎年の返済額は、下記の<資料>の係数を使用して算出すると、( ) である。
<資料>利率(年率)3%・期間5年の各種係数
終価係数 減債基金係数 資本回収係数
1.1593 0.1884 0.2184
1) 565,200円 2) 655,200円 3) 695,580円
(34) 雇用保険の基本手当を受給するためには、倒産、解雇および雇止めなどの場合を除 き、原則として、離職の日以前( 1 )に被保険者期間が通算して( 2 )以上 あることなどの要件を満たす必要がある。
1) 1 1年間 2) 1 2年間 3) 1 2年間
2 6カ月 2 6カ月 2 12カ月
(39) 自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)において、被害者1人当たりの保険金の支 払限度額は、死亡の場合で( 1 )、後遺障害の場合は障害の程度に応じて最高で
( 2 )である。 1) 1 3,000万円 2) 1 4,000万円 3) 1 5,000万円
2 4,000万円 2 5,000万円 2 4,000万円
(41) 一定期間内に国内で生産された財やサービスの付加価値の合計額から物価変動の影 響を取り除いた指標を、( )という。
1) 実質GDP
2) 名目GDP
3) GDPデフレーター
(44) 表面利率(クーポンレート)2%、残存期間5年の固定利付債券を、額面100円当た り103円で購入し、2年後に額面100円当たり102円で売却した場合の所有期間利回り(年 率・単利)は、( )である。なお、税金や手数料等は考慮しないものとし、答は 表示単位の小数点以下第3位を四捨五入している。
1) 0.97% 2) 1.46% 3) 2.91%
(47) 国内において支払を受ける預貯金の利子は、原則として、所得税および復興特別所 得税と住民税の合計で( 1 )の税率による( 2 )分離課税の対象となる。
1) 1 10.21% 2) 1 20.315% 3) 1 20.315%
2 申告 2 申告 2 源泉
(57) 下記の<親族関係図>において、Aさんの相続における父Cさんの法定相続分は、 ( )である。
<親族関係図>
父Cさん
母Dさん
1) 6分の1 2) 4分の1 3) 3分の1
Aさん (被相続人)
妻Bさん
(60) 自用地としての価額が5,000万円、借地権割合が70%、借家権割合が30%、賃貸割合
が100%の貸家建付地の相続税評価額は、( 1) 1,500万円
2) 3,500万円
3) 3,950万円
)である。
3級実技試験で不正解だった設問
実技試験は不正解だった設問番号のみ記載することにします。
問2
問6
問7
問10
問12
問16
問18
2級を受験するかどうかは未定です
2級を受験するかどうかなのですが、3級に比べて勉強時間がかなりかかってしまいそうな点と、その時間に見合ったものを得ることができるかを天秤にかけてみたところ、現時点ではそれほど魅力を感じず、優先すべきことではないと判断し、今のところ受験する予定はありません。しかしながら、今後私自身や家族にとっても大切な知識を習得することができる試験制度だと思いましたので、本業の繁忙期や落ち着き具合の様子を見ながら、受験については考えていきたいと思っています。
関連記事として、一般的なサラリーマンがどうすればFIREを達成することができるのか、考えて実践していく記事を書いていますので、内部リンクを掲載します。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。