はじめてのFUJIFILMカメラ。その名はX100V。カラーはブラックです。
みなさんこんにちは。
ゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか。
私はこのゴールデンウイーク、というか4月は魔が差しまして、Windows PCであるsurfacePro 7の購入に続き、かねてから気になっており、3か月ほどYouTubeのレビュー動画を見て心を落ち着かせていた、FUJIFILMさんのX100Vというカメラを購入してしまいました。ですので、まずはファーストインプレッションを記事にしておきたいと思います。
FUJIFILM X100V公式ウェブサイトURL:
https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/cameras/x100v/
Contents
レンジファインダーがかっこよい
筆者がX100Vを購入した最大の理由は、素通しのレンジファインダーといっても過言ではありません。現在筆者はカメラをいくつか所有していますが、頻繁に使用しているGR2にはファインダーがありません。NikonD750にはファインダーが付いていますが、素通しのレンジファインダーではありません。別に背面液晶が付いていればよいではないか!と筆者もはじめは思っていたのですが、レンジファインダーへの憧れは日に日に増していき、気が付いたらX100VかX-Proシリーズの二択になっていました。さすがにLeicaは高すぎて買えないので選択肢からは必然的に除かれることに。X100Vにしたのは、FUJIFILMのレンズを一本も持っていなかったのと、デザインもX100Vのほうが好みだったからです。実際にX100Vのレンジファインダーを使用してみると、「写真を切り取る」とうことに気づかされます。カメラを使ってこれほど撮っていて楽しく、ファインダーを覗いて世界を切り取っていくことの楽しみを感じることははじめてです。また、X100VはOVFとEVFをシーンに合わせて簡単に切り替えることができます。
クラシカルで秀逸なデザインがかっこよい
X100Vのデザインは、このカメラの購入の決め手となった一番の理由といっても過言ではないかもしれません。筆者の決め手となったのは、デザイン、フィルムシミュレーション、レンジファインダー、コンパクトさ、いつも持ち歩きたくなるカメラ。これらの理由からX100Vの購入に踏み切ったわけですが、本当にこのカメラのデザインはカッコよいです。カッコよいだけでなく、クラシカルでいてモダン、矛盾していますが、筆者自身はそのような印象を持っています。手に持った感じの質感もとても好みです。「いつも持ち運びたくなるカメラ」というのは、最近とても重要なことだと感じています。というのも、撮りたいときにカメラがないとなにも始まらないからです。筆者はiPhone12 Pro Maxを所有していますが、iPhoneのカメラとX100VやGR2とではまだまだX100VやGR2のほうが写真としての質は優っているように思います。
レンズは一体型。付け替えることができない割り切りの良さ。
X100Vはレンズ交換のできないレンズ一体型のコンパクトデジタルカメラです。一眼レフカメラはレンズ交換して様々な画角やレンズの違いによる描写を楽しむことも醍醐味の1つだと思います。しかしX100V、レンズ交換のできない仕様だからこそ、23mm、F2のレンズひとつで割り切り、その画角で写真を「撮る」ことに集中できる気がしました。
カラーはブラックをチョイス
X100Vは、シルバーとブラックの二つのカラーバリエーションが用意されていました。どちらにしようか、かなり悩みました。シルバーは可愛らしい印象だし、ブラックは渋くてカッコよい印象だし、シルバーのほうはブラックよりもレトロな印象もして、はじめはシルバーにしようと考えていました。しかし色々レビュー記事や動画を見ていくうちに、ブラックのほうに心傾きはじめ、結局カラーはブラックをチョイスしました。今ではブラックにして良かったと感じています。ストラップはピークデザインのストラップを使用していて、赤いアクセントとも相性が良い印象です。
醍醐味のフィルムシミュレーション
この度購入したX100Vに限らず、FUJIFILMのカメラにはフィルムシミュレーションという機能が搭載されています。フィルムシミュレーションを使用すると、RAWデータで保存せずともJPEGデータ撮って出しでもなんとなく味のある写真が撮れるような気がします。レビュー動画で見たクラシックネガ、少し使用してみましたが、思った通りなかなか良いです。これなら本当にJPEG撮って出しだけで事足りそうな気がします。フィルムシミュレーションは、コントロールリングを回すことで変更することができる初期設定になっており、簡単に変更することができました。
フィルムシミュレーションをテーマにした記事もゆくゆく書いてみたいと思っています。
一緒に購入したもの
純正のレンズフード
レンズフードを装着したままではレンズキャップがはまらりません。というかアダプターリング+プロテクトフィルター装着でも、かぶせることはできてもレンズキャップがしっかりはまってくれないのです。この点はなんとかせめてプロテクトフィルター装着時でもレンズキャップはしっかりとはまってほしかったです。アダプターリングも同梱されていました。
純正のプロテクトフィルター
X100Vになってから防塵防滴になったとのことですが、プロテクトフィルターを装着してはじめて防塵防滴になるとか。プロテクトフィルターはもともと購入予定でしたので、装着しました。これで防塵防滴になったと思いたい!
予備バッテリー
残念ながらX100V、バッテリー持ちは良いとは言えそうにありません。予備バッテリーの購入を考えた時、純正バッテリーをはじめは考えましたが、予想以上に高価格でしたので、Enelifeという日本会社のバッテリーを選んでみました。こちらはまだ試していませんが、少し遠出した際などに使用してみてレビューしたいと思います。
JJCソフトレリーズシャッターボタン(赤)
購入前に参考にしていたレビュー動画を見て、ついていたら良い感じだと思ったので、なんとなく併せて購入しました。実際装着してみると、ワンポイントアクセントがついてよい感じです。黒に赤、色の愛称も良いと思います。
HAKUBA デジタルカメラ液晶保護フィルムMarkII FUJIFILM X100V 専用
背面液晶画面に傷が付くと嫌なので、購入しました。
サンディスクのSDカード32GB
これがないと写真データを保存することができません。Nikon D750で使用して良い感じだったサンディスクのエクストリームを選びました。
値段は他の高級コンデジと比べてお高い印象
数年前に購入したRicohGR2が7~8万円だったのに対して、FUJIFILMX100Vは約15万円での購入となりました。いわゆるレンズ一体型の購入コンパクトデジタルカメラの部類の中でも、X100Vは比較的高価格帯のカメラになるのではないでしょうか。しかし、GR2と比較して描写性は目を見張るものがあります。価格に相当する機能性、描写性、所有感、高級感を持ち合わせているカメラだと思います。
ちょっとした作例
スナップ写真1
右上から差し込む光の印象、パシャっとシャッターを切っただけでこの描写力。筆者はこのような描写をしてくれるカメラを使用したのははじめてです。撮っていてスナップが楽しくなりました。
スナップ写真2
前ボケもしっかり出してくれます。おそらくF値は解放で撮影したものになります。
スナップ写真3
ピントの合っていない写真でも、なんとなく良い雰囲気になる気がします。
スナップ写真4
スナップ写真5
ポートレート写真にも相性良さそうです!
新たに追加されたフィルムシミュレーション、クラシックネガで撮影しました。なんというか、渋い色合いです。
FUJIFILMのRAWデータの拡張子はRAF!?
知らなかった筆者が悪いのですが、FUJIFILMのRAWデータはRAFというFUJIFILM独自の記録形式をしているらしく、筆者が使用しているAdobeのLightroomClassic(MacOS用)アプリでは開くことができませんでした。もしかしたら何か開く手段があるのかもしれないのですが、ググってみても筆者は情報に辿り着くことができませんでした。ググってみて得た有効な情報として、RAWFile Converterというアプリを使用してRAW現像ができるということで、インストールして試してみると、現像することができました。動作はLightroomと比べてサクサク感は見劣りしましたが、十分使用できるソフトだと思います。現像の際に、フィルムシミュレーションを選択できたり、ホワイトバランスを修正したり、もちろん露出修正もトリミングもできました。
今後の外出のお供に
これから先、外出する際に所持するメインカメラになりそうです。GR2よりもひと回り大きなサイズのため、立ち回りはGR2に劣るかもしれませんが、それを加味しても描写力の高さ、ファインダーを覗いて写真を撮る楽しさはX100Vの方に軍配があがる気がしています。基本的にRAWで撮影しますが、筆者の趣味の飯田とJPEG撮って出しでも十分満足できる写りをしてくれるカメラだと感じました。いろんな場所、シーンに持っていき、どんどん撮っていきたいです。最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
番外編:手持ちで打ち上げ花火を撮ってみました
X100Vのバルブ撮影機能を使用して、打ち上げ花火を撮影してみました。
手持ちですので少しブレた写真になっていますが、一応それとなく撮影できているのではないかと思います。三脚をつけてリモートレリーズを使うともう少し綺麗な写真になると思います!
いつものお散歩に持ち歩きたくなるカメラ
まとめとしては、コンデジにしては少し高額ながらも、手軽に持ち歩いてお散歩しながらパシャパシャスナップするもよし、旅行に持って行って観光スポットを撮るもよし。クロップ機能はありますが、短焦点レンズ一体型のためズーム機能がないことを差し引いたとしても、解像度の良さとフィルムシミュレーションを用いた撮影が非常に楽しいカメラだと感じています。