みなさんこんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。
今日は、とても久しぶりに映画館に行きました。それで、前から少しだけ気になっていた映画、『もみの家』という映画を見てきたので、ネタバレしすぎない程度に感想を書いておこうと思います。
ざっくり言ってしまうと、不登校になってしまった女子高生、主人公の彩花の再生物語、といったところでしょう。
参考:『もみの家』 公式ウェブサイトURL:http://mominoie.jp
もみの家には、それぞれ家庭環境に事情を抱える青少年少女が共同生活をしていて、農作業をしたり家の当番をしたり、地域の行事に参加したり、地域の住民との触れ合い、そういう場面をリアルに描いている映画でした。
物語の舞台は、軽トラの車両ナンバーが富山だったことから想像すると、富山だと思います。とても美しい田んぼ、山、三角屋根の日本家屋など、日本らしい景色の広がる場所でした。
なかでも、彩花と淳平が一緒に夕陽を眺める場面の景色は、いつかこの目で実際に見てみたいと思わせるほどの絶景でした。
主人公である不登校の女子高生(彩花)と、その母親との心の葛藤がわかりやすく描写されていると思いました。
物語の終盤、もみの家のお母さんの出産に立ち会い、自分自身も母親のお腹の中から生まれてきた事実を目の当たりにした彩花は、きっと、これまで持っていた母親に対する感情に変化があったと思います。
一人一人、もみの家を「卒業」していく家族を見て、私自身、少し寂しくもあり、しかし一方では卒業していくみんなを見て、そのような環境の変化が彩花に良い刺激を与え、地域の学校に行けるようになるまで回復できたきっかけに少しでもなったのなら、それはとても良いことのように思います。
実際に、もみの家のような場所があるのか、もしあれば、もしかするとこの映画のような、心温まる話ばかりではないと、そう悲観的な感情も湧いてこないわけではないのですが、映画は心温まる話で良かったと、そう思ったのでした。
そして最後に、エンディングの曲は私の好きな曲のひとつ、羊毛とおはなの「明日は、」だったことも高評価の理由のひとつとなりました。
『もみの家』とは直接関係ないのですが、桜坂劇場に久しぶりに足を運びました。
桜坂劇場には、さんご座キッチンという、食事ができるカフェのような場所があり、上映までに少し時間があったのでホットサンドとレモネードをオーダーして店内で食べることにしました。ホットサンドはチーズがとろけて、レモネードは程よい甘さと酸味がこの暑い季節に非常にぴったりで、軽くお腹を満たすのに丁度良かったです。
桜坂劇場にまだ足を運んだことがない方は、希望ヶ丘公園という猫がたくさん生息している公園も近くにあるので、猫好き映画好きの方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。