2021年に読んだ本
みなさまこんにちは。
読んだ本について、内容を忘れてしまうことがよくあるので、それでは勿体無いと思い備忘録も兼ねて、ちょっとした感想とともに記録しておくことにしました。読んだ本の中で面白そうだと感じたものや、参考になりそうだと思っていただけるものがあると嬉しいです。
Contents
- 1 成功する人ほどよく寝ている 最強の睡眠に変える食習慣 (講談社+α新書)
- 2 一流の頭脳(サンマーク出版)
- 3 走ることについて語るときに僕の語ること(文春文庫)
- 4 本をどう読むか 幸せになる読書術 (ポプラ新書)
- 5 世界がもし100人の村だったら
- 6 40代からのライフシフト 実践ハンドブック―80歳まで現役時代の人生戦略
- 7 科学的な適職
- 8 うまくいっている人の考え方
- 9 最強の野菜スープ
- 10 最強の働き方
- 11 風を見たかい?
- 12 世界を知る101冊
- 13 365日 #Tシャツ起業家「食べチョク」で食を豊かにする農家の娘
- 14 自分の薬を作る 坂口恭平
- 15 眠れなくなるほど面白い 図解 タンパク質の話
- 16 40歳から「差がつく」生き方
- 17 思考停止という病
- 18 まずは親を超えなさい!
- 19 オールカラー 個人事業の始め方 Kindle版
- 20 <新版>ユダヤ5000年の教え(小学館新書) Kindle版
- 21 FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
- 22 世に棲む日日(三) (文春文庫)
成功する人ほどよく寝ている 最強の睡眠に変える食習慣 (講談社+α新書)
2021/01/20読了
私自身これまで睡眠についてはあまり気を配っておらず、むしろ長い睡眠時間は人生を短くすると感じ、毎日6時間以下の睡眠で生活をしていましたが、この本を読み終えた後、睡眠に対する認識は180度近く変わりました。ショートスリーパーでもない限り、6時間以下の睡眠では豊かな人生を棒に振るう可能性があることを認識せざるを得ない内容となっていました。
とはいうものの、会社などの組織で働いていると、残業をしなければならない日々も多いわけで、毎日同じ時間の睡眠時間を確保することはなかなか難しいこともあると思います。将来的に働き方が変わって、残業ゼロが当たり前の社会になる日が、今の日本に訪れるとしても、そのような社会になるのはずっと先のことのように思います。
いずれにせよ、日々の睡眠と栄養バランスを考えた食生活を今よりも心がけようと思えた一冊です。
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一流の頭脳(サンマーク出版)
2021/01/03読了
最近話題のスマホ脳。
結論、読むと運動したくなる、場合によっては運動しなければならないという強迫観すら生じてしまう本です。
ストレスが生じるメカニズムを簡単に要約すると、
ストレスは脳内ホルモンコルチゾールが主な原因。運動によって身体に負荷がかかる時にも、コルチゾールは発生する。運動でコルチゾールを高める→運動した後にはコルチゾール低下。運動を定期的に行うことで、コルチゾールの上昇度は下がり、コルチゾールの低下する作業は効率的になる。
仕事の時にコルチゾールの上昇度は下がり、ストレス耐性の向上が見込まれる。
間違いもあるかもしれませんが、まあこういうことかなと思います。
健全な精神は、健全な肉体に宿る
この言葉が、思い浮かびました。
この本を読んで、この作者の別の本も読んでみようと思いました。読んだ本は『スマホ脳』。なんとも斬新で直接手に取って読んでみたくなるタイトルでしょうか。そしてこの本とは別に、『一流の頭脳』で言及のあった村上春樹著『走ることについて語る時に僕の語ること』も読みたくなって、こちらも読んでみました。なんと村上氏、今はどうなのか定かではありませんが、週6のランニングで60キロも走っていたそうです。
走ることが大事なら、スマホでyoutube動画やNetflixなどを見ながら、部屋にヨガマットを置いてスローランニングみたいなことを30分程度行えば良いのではと思い、ここ一週間くらい、パソコンで動画を流しながら部屋で足音をなるべく小さくしてヨガマットの上でランニング(はたから見れば少し激しめの足踏み)を行なっています。
Apple Watchのアプリを使用すれば記録も自動的に行うことができてとても便利です。
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走ることについて語るときに僕の語ること(文春文庫)
2021/02/03読了
一人の作家の頭の中にあることを、走ることを軸に、文章を書くことに対する姿勢、小説を書くことに対する向き合い方を感じることができました。
たとえ絶対的な練習量は落としても、休みは二日続けないというのが、走り込み期間における基本的ルールだ。筋肉は覚えの良い使役動物に似ている。注意深く段階的に負荷をかけていけば、筋肉はそれに耐えられるように自然に適応していく。
毎日ランニングを継続して行うことの大切さに、改めて気付かされました。文筆家のイメージは、書斎に一日中籠って筆を取っているイメージでしたので、そのイメージが払拭されました。
これも、スマホ脳ではないですが、健全肉体に健全な精神は宿り、良作が生み出されていくのだろうなと一人納得しました。
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本をどう読むか 幸せになる読書術 (ポプラ新書)
2021/02/09読了
『嫌われる勇気』の著者、岸見一郎氏によって書かれた本です。
なんとなく心に残ったことを箇条書きにして記録しておきたいと思います。
・時には自分の考えと相いれそうにないことが書かれている本を読んでみると、得られるものが大きい。たしかにそうかもしれないと思いました。
・岸見一郎氏は、かなりの本好きであるということを知りました。氏自身、活字中毒であると書いていました。
・最近、ひと月に読了する本が少なくなっているので、もう少し読書をしようと思いました。
・所々に、岸見氏の人の良さを感じました。
例えば、師から受けたことを師に返すことができないように、親から受けたものを親に返すことはできない、自分が後世に返して行く、といったことに、そう感じました。
・各章の前のページに、私の読書歴というコラムがあるのですが、ここに今読み進めている自省録があったので、少し嬉しくなりました。個人的にこのコラムで紹介されている本で気になった本は、エマニュエル・レヴィナスの全体性と無限です。
・2日かけてスラスラ読めました。
・所々に哲学者の引用があって、哲学への興味が湧いてきました。
母親の看病のために、岸見氏が読み聞かせをする描写があり、心を打たれました。また、父親が認知症になったこと、岸見氏自身も大病を患って入院した経験があることは、いつしか私も身にも必然的にやってくることだと思い、自分自身のことのように感じました。
本を読むことは、辛いことを乗り越える糧にすることができるということは、確かにそうかもしれないと、そのように感じました。
ただ、本書で述べられているように、本を読むことが義務的になってはいけないとも感じました。まだまだ読みたい本が沢山あり、未読の本も多いのですが、一冊一冊時間の許す限り、読んでいきたいです。
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世界がもし100人の村だったら
2021/02/21読了
一昔前に話題になった本です。
統計学的な事実を盛り込み、もし世界の人口が100人だったらどのような人口の構成になるのかをとてもわかりやすく、書いている本です。
この本を読んで何を思い何を感じるか、私は以下の一節に、ハッとさせられました。
「今朝、目が覚めたとき あなたは今日という日にわくわくしましたか?」
そんな朝が私に訪れた日は一体いつが最後だっただろうと。
今私は、経済的独立を目指して自由を追い求めていますが、この本を読んで、経済的独立を目指そうと思えること自体、経済的独立を目指せる環境にいることそのものが、1つの自由なのではないかと、私にとってそんな風に感じさせてくれた一冊でした。
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40代からのライフシフト 実践ハンドブック―80歳まで現役時代の人生戦略
60歳で定年退職し、65歳まで継続雇用で働く、それは人生が80歳までの考え方で、これからは100歳まで生きることを前提に80歳まで現役で働き続けなければならないということに私は身震いしてしまいました。そんなことは小学校から受けてきた義務教育、その後私が高校、大学と進学して受けてきた教育では誰も教えてはくれませんでした。
80歳まで現役で働き続けなければならないとすれば、このままずっと同じ仕事をして80歳まで生き続けることを想像した時、その自信はなかなかない、と言わざるを得ないと感じました。
リンダグラットン氏のライフシフト、それからワークシフトも過去読んだことがありますが、たしかその時も上記と同じようなことを考えたことを覚えています。
仮に継続雇用で60歳から65まで同じ会社に勤めた場合、仕事内容は同じにもかかわらず給与水準は3割ほど減り、中には新卒と同程度になってしまう場合もあるようです。
本書の中で、「下りのエスカレーターに乗ってしまうタイプ」という項立があります。会社組織に身を置いていると、新人の頃はがむしゃらに働いていれば段々と給与は上がっていくことが多いと思いますが、40歳を超えたあたりから、更なる昇進は一握りの選ばれし者にのみ与えられ、そうでない人はずっと同じ役職にいる、そのようなイメージでしょうか。そのような下りのエスカレーターに乗ってしまいやすい人のタイプをタイプ別に紹介していて、面白いと思いました。私の場合、「やりたいことが不明で迷走型」に該当しました。
今はまだ若さという、それだけでアドバンテージになる要素がありますが、40歳を超えるとたしかに体力も衰えてくるし、優秀な若手をも相手にしなければならず、改めて組織で働くことの難しさを思い知らされた気持ちになりました。
また、本書で紹介されている、「ライフシフトサーフィン」という概念には面白いと感じました。
リンダグラットンの『ライフシフト』でマルチステージという概念が紹介されているようで、その中では80歳から100歳を余生としていました。80歳から100歳というと、体にガタがきていそうです。余生を楽しむという言葉はもうすでに、幻想なのかもしれません。
エクスプローラー、インデペンデントプロデューサー、ポートフォリオワーカーという概念が紹介されています。私はどのライフを送っていきたいかというと、エクスプローラーかな、と直感的にではありますがそう感じました。なかでも事例の日本史講師である伊藤さんのパラレルワークに魅力をかんじました。
ポジティブ心理学者マーティン・セリグマン
会社のために働くのではなく、自分の80歳までのキャリアのために働く、このマインド転換は、重要だと思いました。
ただ会社のために淡々と働くだけでは、自分のキャリアにはならないことが多い、たしかに、会社のために残業をして会社に貢献すると、会社にとっては良いことかもしれません。しかしできるだけ残業をせずに、定時で帰って自分のために資格の勉強をしたり、なにかスキルアップをはかったり、習い事をするなどしていた方が、長い目で見て60歳になったときに残るものは大きいように感じました。
本書を読んでいると、もう完全に、60歳で定年してその後は余暇を楽しむ、といったことは幻想であることに気がつきます。80歳まで現役で働き続けることがあたりまえのことであると、割り切ってしまった方が楽に思えてきました。なので、80歳までどのように働いていくのか、それを考えて、自分に合った働き方を見つけて実践していくことが大切なのではないでしょうか。
年下上司、年下部下とうまくやるための処世術が書いてあり、参考になりました。
科学的な適職
制御焦点
攻撃型と防御型
私はどちらかというと防御方だと思いました。
ヘルパーズハイという用語がある。
私自身、就職活動を「安定しているかどうか」を一つの大きな基準にして行い、そのまま就職した節があるため、学生時代にこの本に出会っていたのなら、本書に述べられている7つの徳目については知っておきたい内容でした。
就活をしている学生さんや、転職を考えている社会人に、まず読んでみてほしい内容が散りばめられていると感じました。
この本は、仕事探しの本というよりは、心理学の研究結果を噛み砕いて知ることができる、一種の心理学についての本であると言ってもよいくらい、心理学について学ぶことができました。
うまくいっている人の考え方
生活をしていて辛い時、へこたれそうな時、自己嫌悪に陥りそうな時、そんな負の感情が優位な精神状態の時に読むと、少し楽になるような内容でした。
最強の野菜スープ
ファイトケミカルが良い。
最強の働き方
すごくモチベーションアップにつながる内容でした。
第5章の、周囲の期待に応えるために、人の人生を生きる、的なことにはかなり頷ける部分がありました。
自分のしたいことが本当にわかっていて、それに慢心できている社会人がどれだけいるのか、自分にとって本当にやりたいことがわからない人の方が多いのではないかと、そう思いました。私も含めて。やりたくないことなら沢山あるのに、いざやりたいことは何なのか、自問自答してみると、スッと応えることができない人は大勢いると思います。日常に忙殺されていると自己分析、自分を見つめる時間さえなくなってしまうので、自分と向き合う時間を取り入れていきたいです。
新社会人から管理職まで、世代を問わず為になる内容が散りばめられている本だと思います。
風を見たかい?
真の自由とはなにか、を考えさせられる一冊となりました。理解できず読み飛ばした箇所も多かったので、もう一度はじめから読み進めていきたい一冊です。
世界を知る101冊
世界の科学に関係のある名著を紹介する本です。この本を読むだけで、科学の全体像を俯瞰してみることができるようになると思いました。
101冊の本の断片的な紹介をとおして、様々なジャンルの科学を広く浅く、知ることができます。一冊一冊短いページで紹介しているので、興味のあるジャンルのところだけ部分読みすることもできます。
365日 #Tシャツ起業家「食べチョク」で食を豊かにする農家の娘
農業の販路開拓の話を中心に、精神論的なことも書いてあり、モチベーションの向上、自己啓発も図れる一冊でした。筆者のぶれない信念が感じられ、起業は生半可な気持ちではできないなと、改めて感じました。
自分の薬を作る 坂口恭平
情報過多の現代社会に、そして何か得体の知れない窮屈な思いをしている人に、読んでみて欲しい1冊です。みんな口に出さないだけで、自分だけではなく、同じような悩みを抱えている人はたくさんいるのだろうなと思えて気持ちが少し軽くなりました。
眠れなくなるほど面白い 図解 タンパク質の話
糖質はほどほどに、タンパク質の含有量が多い食品を食べようと思わせてくれる本でした。
プロテインを買いに行きたくなりました。
40歳から「差がつく」生き方
私にとって、人生のゴールは何だろうと、再考するきっかけとなった一冊です。
人生のゴール、未だに見出せません。実際に、持っている人は少ないのではないでしょうか。
本には、ゴールはハッキリ見えるものではなく、チラッと見える程度であることが書いてありました。なんとなく、行動して自分が嬉しいことを選択する、その回数を増やしていけば、人生少しずつ変わっていく…、そんなふうに思いました。
ただ、これから一生、会社の奴隷であり続けたくはないとは思いました。ここで言う奴隷とは何を持ってして奴隷と言っているのか、そこは、自分なりにちゃんと考える必要があると思います。
思考停止という病
したくないことはしない、自分のやりたいことを中心に行うように、シフトしていこうと思える内容でした。最近、苫米地氏の本を読んでいます。自分のゴールを設定する、ゴールさえきちんと設定できれば、脳が自動的に情報を取捨選択する。私のゴールはなんだろうと考えるきっかけとなりました。
まずは親を超えなさい!
論理的で読みやすい内容でした。
ゴールを設定し、すでにそのゴールが達成していると考えること、毎日、ゴールが達成された時の自分を想像すること、そのほかにも、セルフイメージの考え方など興味深い内容が多く書かれていました。
オールカラー 個人事業の始め方 Kindle版
個人事業の始め方についてだけでなく、簿記の知識や税金など、社会人としての教養も併せて学ぶことのできる良書だと感じました。
2021年8月現在、Kindle unlimitedに加入していれば読み放題で読むことができます。
<新版>ユダヤ5000年の教え(小学館新書) Kindle版
ユダヤ人に対して抱いていた固定観念が少し変わりました。そしてその考え方、思考をもっと知りたくなりました。旧約聖書やタルムードにも興味を抱くきっかけとなる一冊です。
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
2021年11月2日読了
少し前に話題になったこの本。遅ればせながら読んでみました。
私たちがいかに固定観念で世界を見ているか、そして巷に溢れる情報の洪水に踊らされているか、思い知らされる内容です。ネガティブなニュースほど広がりやすいといった人間心理についての知識も浅く広く学べる一冊だと思います。自分を批判的に見る。忘れないようにしたいです。
世に棲む日日(三) (文春文庫)
2021/12/04読了