事務的な仕事の半分は、ほんとうに10年後は人間の代わりにAIが担っているかもしれないと思った話。
みなさんこんにちは。
今回は、久しぶりにBBCニュースの記事を読んでいると大変興味深い記事を見つけたので、思ったことを書き留めておこうと思います。
出典はこちら。BBCニュースのウェブサイトのURLです。
Robot Bores: AI-powered awkward first date
URL: https://www.google.co.jp/amp/s/www.bbc.com/news/amp/technology-54718671
AIによるAI同士の会話
ざっくり、何についての記事なのかと言いますと、Facebookの創業者であるマークザッカーバーグに模したAIのアバターがブルーカラーに髪を染めた女性のAIのアバターKukiとデートを行う、というものです。
この試みは、どれだけ人間の会話に近いものかを競い合うことを目的としたものであるようです。
まだまだ人間と同じように、要点をしっかり掴んだ会話のキャッチボールを行うことはできないようですが、それでも2人(AIを数える時の単位は何になるのでしょうか。ここでは一応、人、としておきます。)が会話をしている映像を見てみると、ここまでできるのか、と驚かざるを得ませんでした。
2人の会話について興味がありましたら、以下のURLから映像をご覧いただけます。
Pandorabots URL: https://www.kuki.ai
すでに翻訳の仕事はAIが実力を発揮してきていると思う。
AI翻訳が徐々に台頭してきていることを実感しています。例えば以下にあげる二つのAI翻訳。参考にURLと一緒に載せておきます。結構多い字数のお試し翻訳機能を使用することができますので、試してみるとその凄さがわかります。
・MiraiTranslate
URL:https://miraitranslate.com/trial
・DeepL
URL:https://www.deepl.com/ja/translator
日本語をきちんとした文章で書いてあげると、綺麗な英語にして返してくれます。またはその逆、英語から日本語への翻訳も、かなの制度で行ってくれます。まだまだ微妙なニュアンスや、日本的、英語的、文化的な言い回しだとか、そのようなことを反映できるようになるにはもう少し時間が必要なのかもしれませんが、ここまで使用できてしまうと、ビジネスメールやビジネスで使用する文書の翻訳など、これまで翻訳会社に外注していたものをこのようなAI翻訳で代替できてしまいます。
やはりAIに人間は仕事を奪われていく?
現時点2020年でこのようなレベルに到達している、ましてやコールセンターや一部の窓口業務ではすでにAIや機械が業務を行なっていることを考えると、AIが行うことのできる業務範囲はこの先数年から数十年で更に広がっていくことが容易に想像できるのではないでしょうか。
最近読んでいる本に、レイカーツワイルという学者が著した「シンギュラリティは近い 人類が生命を超越するとき」という本があります。本作では、いずれコンピュータが人間の脳と同様の機能を獲得することができるようなことが示唆されています。
もしそうなれば、インターネットに繋がっているコンピュータの方が人間より効率よく成果を上げることができるかもしれません。
SFライクに想像を働かせてみると、進化したコンピュータを人間と同化させるということも考えられます。すでに、スマートフォンやスマートウォッチといったデバイスは、常に身に付けていることが多く、スマートウォッチに至っては睡眠時間や健康管理のため、睡眠中でさえ身につけている人もいることを考えると、既にコンピュータと人間の同化は始まっているのかもしれません。
事務的な仕事にはどのような種類のものがあるのかを考えてみた場合、電話対応、書類の作成、会議に資料作成、会議への出席、企画、人事、財務、施設の管理、総務、などなど、事務といっても多種多様の業務があります。これらが全て機械に取って代わられるということは、なかなか想像し難いのですが、ここ50年間のテクノロジーの発展を考えた場合、起こり得ないとも限らない、全てが機械にということにならずとも、半分くらいはAIが行い、それによって浮いた時間で人間は別のことを行うようになるかもしれません。別のこと、とは一体なんなのか、という疑問が生じますが、私の頭脳ではそこまで想像するこは難しいです。
10年後の未来はほんとうにどうなっているのか、予測できず、私の現在担っている仕事というのはもしかすると人間でなくてもできるようになっているかもしれません。その時自分には何ができるのか、未来にばかり気を向けても仕方がない気もしますが、将来実りある何かを、今育てていかなければならないように思います。