SONYのワイヤレスイヤホン、Apple AirPods Proが話題の中、EARIN M-2を1年間使ってみたのでレビューします
Contents
EARIN M-2とは
EARINは、妥協なしのオーディオ製品の製造を目的に2013年設立された北欧スウェーデンの企業である。
Earin® creates audio products of extraordinary quality for people who love music.
Earin was founded in 2013 with a simple aim, to create high fidelity audio devices without compromise. Located in Malmo, Sweden, Earin’s dedicated team of audio technicians, engineers and industrial designers are continually exploring the potential of sound and technology.
Earin® is the new definition for wireless audio.
Apple EarPodsとの大まかな比較
音質 断然EARIN M-2
低音:イコライザはフラット設定時のインプレッション。しっかり聴こえる。
中高域:シャリシャリ感が少なく、しっとりした印象。
低音域:低音は、くどくなく、それでいて、伸びやかに聴こえてくる。遮音性も耳にしっかりフィットすれば高いので、ガンガンの低音というよりはしっとりと響いて心地よい聴き応えである。
ドライバーはKnowles社製バランスドアーマチュアという製品を使用しているらしい。ノウルズ社というアメリカの会社で、当サイトのウェブサイトによると、
ノウルズでは、70年以上にわたりオーディオ業界のイノベーションを推進してきました。
とあるように、オーディオ機器のメーカーのようである。
バランスドアーマチュア(balanced armature)とは、イヤホンの中の音を出す仕組みであるドライバーの種類の1つで、昨今出回っているイヤホンのドライバーは、ダイナミック型又はこのバランスドアーマチュアという機構を持っているようです。この辺りの詳しい仕組みの説明は専門家に任せるとして、1つ、ダイナミック型と比較して利点を挙げるとすれば、小型化が可能となる点らしい。この利点のために、Earin M-2は小型化に成功しているのだろう。
装着感
EARIN M-2はカナル型イヤホンなので、EarPodsの軽い装着感が好きな場合は少し気になるかもしれない。イヤーピースは5種類付属している。小さいサイズから大きなサイズまで用意されているので、耳にあったものを選ぶと良い。
遮音性
イヤーピースが柔らかい素材でできており、耳にフィットさせると外音を少し遮断することができる。安いカナル型イヤホンよりも遮音性は高いような印象。
個人的にBGMのボリュームが大きいと思うスタバ で装着して作業しているが、装着するのとそうでない状態の時では、集中度に差が出てくる。大きいと感じるBGMを、ある程度の遮音性と聴き慣れた音楽で小さくすることで、BGMや周囲の雑音のために気が散るのを防ぐことができる。
操作性
EARIN M-2は、イヤホン本体にタッチセンサーを備えている。イヤーピースをタッチすることによって再生、停止、次曲送り、前の曲への戻しが可能である。さらに、センサーを長押しすることによってSiriを呼び出すことができる。Android機種で試してはないがGoogleアシスタントも同じように呼び出せるらしい。
スマートフォン(iPhone 8 Plus)との連携
現在私が使用しているメインのスマートフォンがiPhone 8 Plusなので、iPhoneとの連携ということになるが、Air Podsとの連携に比べると流石に劣りはするものの、Bluetoothで一度接続してしまえば、次回からは耳に装着すると自動でBluetooth接続してくれるので、連携の面も好印象。もちろん、耳から外すと自動で再生が止まる機能も備えている。
もちろん、音量の調節、イヤーピース左右の音量バランス調整を行うことができる。
トランスパーレンシーモードの切り替えを頻繁に行うことは無い筆者であるが、アプリも起動時間や操作性に不便を感じたことは無いため、トランスパーレンシーモードを多用するユーザーでも不便は感じないだろう。
バッテリー持ち
カフェで両耳使用時、再生しっぱなしでおよそ2時間ほど継続して使用することができた。公式サイトでは4時間の使用継続時間とあるようだが、1年使用したことによるバッテリーの劣化だろうか。充電ケースのバッテリーも考慮すると、実質10時間程度使用できそうである。私の使用頻度で言うと、10時間という使用可能時間は不足ないため満足している。
所有欲を満たす高級感
付属の充電ケースはアルミニウム製で、とても高級感のあるデザインとなっている。もともと携帯性にすぐれているAir PodsやAir Pods Proと比較しても、それ同等かそれ以上の携帯性を誇る。縦長の筒形の形状はズボンのポケットはもちろんのこと、シャツの胸ポケットに入れても問題無いサイズ感と重量感である。胸ポケットに入れで持ち運ぶ際には、筆者は誤って落としてしまった経験があるため、屈んだ時にうっかり落とさないようにご注意願いたい。この小ささ。それでいて、高音質。ロングヘアなら装着していることがわからないくらい小さい。チープな印象はない。充電時は、オレンジ色のランプが点灯し、充電中であることを知らせてくれる。充電が終わると点滅が止まる仕様になっている。
専用アプリ(Earin M-2)との連携
専用アプリを使用することによって、トランスパーレンシー機能のオンオフ操作が可能となる。
トランスパーレンシーモードはオン、オフ、オートから選択することができ、モードの切り替えだけでなく、音量と距離感の設定を行うことができる。流石にノイズキャンセリング機能の付いている密閉型イヤホンと比べてしまうと遮音性は劣るものの、かと言ってEARIN M-2の遮音性は高い。徒歩で街中を歩いている時、交通量の多い狭い道を歩行する際、空港ロビーでの出発案内を待つ際などに、このトランスパーレンシー機能が効果的に働くシーンは多いだろう。
総評
SONYのワイヤレスイヤホンwf1000xシリーズが気になってはいたが、改めてインプレッションしてみると、当分のところEARIN M-2で過ごすことができそうである。予算に余裕ができた時、SONY wf1000xシリーズやAir Pods Proとの比較も行ってみたい。
sponsored link
コメントを残す