(資格試験受験録)約半年の独学で日商簿記2級に合格できました
皆さんこんにちは。
今回は、約半年ほどの独学で日商簿記2級に77点で合格することができましたので、受験記録と題してこれから受験を考えている方々への参考にもなればと思い、書いてみようと思います。
筆者は受験前、日商簿記2級の難易度を完全に甘く見ていたため、3回も落ちてしまいました。その経験を踏まえ、より効率的な試験対策を伝えられたらと思います。
Contents
日商簿記2級合格前の筆者のレベル
筆者は日商簿記3級保持者で、日商簿記3級は2021年の年末に合格しています。そのほか、関連する資格としてはファイナンシャルプランニング技能検定3級を取得済みです。
ですので、今回記載することは日商簿記3級保持者向けと言えるかもしれません。
商業簿記2級のレベル
日商簿記2級のレベルについては、日本商工会議所Webページに次のとおり記載がありました。
経営管理に役立つ知識として、企業から最も求められる資格の一つ。
高度な商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できるなど、企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められるレベル。
思っていた以上に高度なレベルでした。
商工会議所ウェブサイト:
https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/class2
ネット試験を受けました
ネット試験にした理由は主に2つあります。年度3回の開催に限られる通常の試験に比べて何度でもトライできることがひとつと、ネット試験の方が合格率が高かったためです。
ネット試験の申し込み方法
CBTS受験者専用サイトで受験申込方法が確認できますので、次のURLを参照ください。
https://cbt-s.com/examinee/examination/jcci.html
使用したテキストと問題集
試験対策に使用したテキストと問題集です。
日商簿記3級を受験して合格した時と同様に、パブロフのテキストと問題集を使用しました。
はじめはテキストを流し読みして理解してきたと思った段階で問題集を2周ほどして試験本番に挑みましたが、結果は56点。後で書きますが、簿記は実際にペンと電卓、ノートを用意して実際に手を動かして練習することが大事な科目だと感じました。
テキストと問題集は紙媒体ではなく、kindle版を購入しました。これは個人の好みや学習スタイルにもよると思いますが、筆者はkindle paper whiteやiPad miniを頻繁に持ちあるいており、できるだけカバンを軽くしたかったため、kindle版にしました。
また、カフェで学習することも多かったため、紙媒体のテキスト・問題集よりも小さなスペースで学習ができることもkindle版を選んだ理由です。カフェで自習する場合は、kindle paper whiteで問題を表示させ、iPhoneで電卓を、iPad miniで答えを表示させてノートに書き込む、みたいな感じで取り組んでいました。
<商業簿記>
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<工業簿記>
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テキスト・問題集の周回数
テキストと問題集はそれぞれ5周し、その後は苦手な問題を重点的に行い、記憶が抜けてしまわないように全体を斜め読みするようにしました。
使用したアプリ
テキストや問題集に集中して取り組む時間が確保できないときや、移動時間などの隙間時間には、スマートフォンにアプリをインストールして仕訳の問題を解いていました。
このアプリの良いところは、間違えた回数が記録されるので、自分の苦手とする仕分けを把握することができる点です。正解率も把握できるので、100%近くなるまでこのアプリで仕訳のトレーニングを行いました。
受験得点記録
筆者は日商簿記2の難易度を甘く見ていたため、最終的には合格までに4回受験することになりました。
1回目 56点 2023年5月
2回目 33点 2023年5月(1回目の3週間後)
3回目 51点 2023年8月
4回目 77点 2023年8月(3回目の1週間後)
工業簿記を制するものは合格により近けるかも
工業簿記は配点が40点あります。もし工業簿記をパーフェクトの40点取ることができれば、あとは商業簿記で30点以上取得できれば合格圏内です。
筆者の作戦は、工業簿記の第4、5問をできるだけ得点し、第1問もできるだけ得点し、第2、3問の商業簿記は部分点を確実に取っていく、というものでした。
解答する順番は、筆者の場合は題1⇨第4⇨第5⇨第2⇨第3問の順に解いていきました。
かかった費用
受験料:¥5,270 * 4 = 21,080
テキスト:商業簿記と工業簿記1冊ずつ 約¥3,000
問題集:商業簿記と工業簿記1冊ずつ 約¥3,000
アプリ:商業簿記と工業簿記1つずつ 約¥1,500
計:¥28,580
受験料が思った以上の出費となってしまいました。
学習スタイル
テキストや問題集はKindle版で
前述しましたが、テキストや問題集はkindle版を使用しました。書き込みができない点が不便でしたが、貸借対照表、損益計算書、精算表や連結精算表などは省略できるところは省略しながら、ノートに表を自分で書いて数字を埋めて問題を解いていました。
今思うと、この作業は意外にも、財務諸表の各勘定科目を覚えることに一役買っていたように思います。
学習するときはノートとペンと電卓も用意
筆者の場合、日商簿記2級はテキストや問題集をただ流し読みしてなんとなく理解しただけでは合格には辿り着かなかったと思います。実際にペンを握りしめ、カリカリノートに書き込みながら問題を何問も解くトレーニングをすることで身についていくものだと思いました。
そのほか、kindle paperwhiteとiPad miniまたはiPhoneを机上に置いて、テキストや問題集は電子機器で表示させながら学習を進めていきました。
苦手項目を出来るだけ無くし大問の全滅を避け、得意項目ではしっかり得点する
最後に、苦手項目の克服は大事だと思いましたので書いておきました。筆者の場合は連結会計、CVP分析など。
最後までご覧くださり誠にありがとうございました。少しでも参考になれば嬉しいです。
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