「おおかみこどもの雨と雪」を見て涙が止まらなくなった話。
みなさんこんにちは。
今日は、とても久しぶりに映画を見ました。
「おおかみこどもの雨と雪」というタイトルのアニメ映画を観ました。
ただの、感想なのですが、書かずにはいられないと思い、書いてみようと思いました。
物語がはじまり、終始、涙が止まりませんでした。
主人公の花、名前のない彼が出会って心通じ合わせていく過程に涙。
子供が産まれる前の状況と、それを彼と乗り越えていくシーンに涙。
子供が産まれ、彼がいなくなってからの花の心境に涙。
東京から田舎に越してきて、村の人たちの優しさに涙。
雪が思いを草平に打ち明けるシーンに涙。
雨との別れのシーンに涙。
そして、物語の全体をとおして、花の母親、女性としての強さに涙。
苦境とか、可哀想とか、そういうことに涙しているわけではなく、これらの涙は、決して悲しい涙ではない。優しい涙なのです。
この映画に登場する主要なキャラクターたちは、みんな誰かのために、生きている、そんなことを物語から感じることができました。
そして、絵がとても綺麗。
そして、非常に、絵と音楽が壮絶に溶け込んでいる。
キャラクターの口は動いているのに台詞は聞こえず、音楽が流れているシーンが所々、特に花と彼が一緒にいるシーンに多いのだが、その際に流れる音楽、ここでこの音楽を当て込んでくるのか、とても卑怯だ、と、音を聴いているだけで温かい気持ちになってしまう。
高木正勝という音楽家の手がけるサウンドトラックです。
聴いているだけで日本の自然を、木々山々、山脈の連なり、田んぼ、田舎で織りなされる人々の営み。そういう雰囲気が一曲一曲に含まれている気がします。
少しフワッとした人の描き方も、私の好みでした。花の笑顔、「辛い時でも笑顔でいると大抵のことは乗り越えられる」終始、そのイメージが私に花にたいする一貫した好印象を与えてくれました。
雨と別れる場面でさえも。
ひとつ後悔があるとすれば、この映画を劇場で観たかったということくらいです。
以上、衝動的に書きなぐった感想でした。
とても日本的な、美しい、愛おしい、心暖かくなる映画でした。
この映画を世に出してくれた方々、そして私に紹介してくれたかた、ありがとうございます。