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沖縄那覇空港から桃園国際空港へ
みなさんこんにちは。
以前、台湾へ一人旅をしたときのことをまとめておきたいと思います。
少しでも有用な情報になれば幸いです。
2017年のゴールデンウィーク5月3日(水)から5月5日(金)の2泊3日という日程で、台湾へ行ってきました。使用した飛行機はPeach AviationというLCC(格安航空会社)です。
宿と航空券往復分をあわせた料金はというと、二ヶ月前にTripAdviserというアプリ(サイトも有ります)を使用して、およそ¥43,000くらいでした。ゴールデンウィークという時期を考えると、まあまあ安いのではないでしょうか。
以前は、ピーチの搭乗手続きを行う場所が、那覇空港のターミナルになく(2017/05/07現在)、どういうことかと言いますと、那覇空港のターミナルにあるバス乗り場から、ピーチの搭乗窓口までバスに乗って移動する必要がありました。しかし2019年3月に、那覇空港の改修工事が完了し、ピーチの窓口は国際線ターミナルに設置されましたので、とても便利になりました。
桃園国際空港へ到着
空港へ到着したら、入国手続きを済ませたあと、荷物を預けた人は荷物を取りに向かいます。おなじみのベルトコンベアーに乗って次々と荷物が流れてきます。入国審査はというと、特になにも質問されず、パスポートと入国カード(飛行機の中で渡されるやつ)を渡すだけでした。審査官がそれを見て、なにやらパソコンの画面とパスポート及び入国カードを交互に見合い、確認しているようでした。シドニーに行った時は、英語でなんらかの質問を受けた覚えがあったので、比較的簡単なんだなと感じました。
飛行機を降りた時から感じていたことですが、日本と空気の匂いが違うのです。これは臭豆腐の匂いなのか、はたまた小籠包の匂いなのか…。不快な匂いというわけではなかったので、これも旅の一興です。やっぱり旅は良いものです。
荷物を受け取り、ゲートを抜けると初めに目に留まったのが両替所に並ぶ長蛇の列でした。私も両替をしておらず、元通過を全く持っていなかったので列に並ぶことにしました。すると親切な台湾人警備員の登場。
「あっちにも両替所あるよ!」
と中国語で(ジェスチャーから推測)叫んでいました。どうやら、両替所は何箇所かあるらしいのです。私は最後尾から近いところに並んでいたので、移動することにしました。すると両替所が見えてきました。しかし、そこにも長蛇の列が。仕方なく並ぶことにした私。すると今度は別の親切な台湾人登場。
「あっちにも両替所あるよ!」
なるほど、他にもあるんだな。早速移動を始める数名の旅行者達。しかし向かってみると、窓口は閉まっておりその脇にATMが一台置いてあるだけでした。ATMには数名の人が並んでいるのですが、何やら私はそのATMからは台湾元を入手することができないような感じだったので、二番目に並んだ両替所に戻り、列に並ぶことにしました。
待つこと15分くらいでしょうか。私の番になり、2万円を窓口担当の若い女性に差し出し、領収書のような紙にサインをして、無事、台湾元を入手することができました。
2万円で足りたかというと、贅沢をしなければ(食事を毎回高級料理屋で高級なものを食べたりしなければ、またはブランド物を買わなければ)普通に2泊3日は過ごせます。私の場合はお土産代込みで過ごせました。
さて、両替も済んだので、これから宿のある台北市内へ向けて出発です。
桃園国際空港からMRTで台北駅へ
桃園国際空港から台北市内へ行く方法は、バスで行くか、MRTという日本でいう急行列車的なものを使うか、タクシーで行くかの3つの選択肢があるように思いました。MRTってなんの略だろうと、英語の教員免許を一応取得している私は疑問に思い、調べてみました。
MRT=Mass Rapid Transit
の略称だそうです。
「一人旅だしタクシーはないな、かといってバスは乗り方が日本と違うかもしれないし、少し不安だな」
そう思った私は、迷わずMRTと表記されている方向へと足を進めました。しばらく歩いて行くと日本でいう地下鉄の切符売り場のような場所へ着きました。どのように切符を買うのか見物していると、これまた親切な台湾人の登場です。若い女性の駅員さんが私の方へ歩み寄り、
「カードは持っているか?キャッシュか?」
と英語で質問してきました。私はクレジットカードもキャッシュも持っていたので、とりあえず
「カード持ってるよ」
と英語で応答すると、じゃあこっちの券売機だと指示してくれました。そしてクレジットカードを取り出すと、
「なんだそのカードは、このカードじゃなくて他のないのか」
的なことを言われ、他のクレジットカードも持ってはいたのですが、とりあえず
「Master Card? or Visa?」
と質問を返しました。
両方違うらしく、今度はキャッシュ持ってるだろうと言われ、別の券売機へ案内された私。
とりあえず指示にしたがって千元を駅員さんに渡すと、この券売機は千元は使用できないらしく、走って両替までしてくれる始末。
「はい、確認してね。いち、にー、さん、しー、・・・」
確認までしてくれるというホスピタリティの高さに感心しました。
言われるがまま、されるがままに駅員さんのすることを見ていると、券売機からカードが出てきました。このカードのことが、はじめに尋ねられたカードだったのです。
Easy Card |
このカードの名前はEasy Cardというらしい。中国語では悠遊カードというらしい。名前のとおり、これ一枚持っていればバスも電車もピッとタッチするだけで乗れてしまう便利なカードなのです。店員さんに400元チャージしてもらい、改札口を抜けてプラットフォームへ。台北へ向かいます。
車窓から見える風景 |
あいにくこの日は曇りでしたが、それはそれで幻想的な田舎の風景を眺めることができました。前の座席に女性二人が座っていたのですが、その顔立ちに見とれてしまいました。それほど美人というわけではないのですが、瞳の透き通った感じ、仕草、会話から醸し出される表現など、何か心惹かれるものを感じました。このような感情も旅の高揚感から感じられるものなのか、私の好みから生じるものなのか。
台北駅からホテルまで
桃園国際空港からMRTで台北に向かうと、終点が台北駅になります。私はそのことを知らず、Googleマップを見ながらホテルの周辺まで行ってくれると思い込んでいたため、台北駅についてもずっとMRTの座席に座っていたため、危うく桃園国際空港まで逆戻りするところでした。もしやと思い隣に座ってきた男性日本人に、「これ空港行きですか?」と聞いたら、「そうです」という応えが返ってきたので、下車して台北駅で降りる事ができたのは幸いでした。
なぜかGoogleマップのGPSが機能しておらず、現在位置が台北市内からかなり遠い位置を示していたため、現在位置を誤解していたためこのような事になってしまいましたので、気をつけてください。
5月に入り季節柄か、那覇よりもジメッとした蒸し暑さを感じました。思ったよりも暑くて、歩いているとじんわり汗をかくくらいな感じです。曇ってはいたのですが、時より日差しが射してくることもあり、そんな時は日陰を歩くようにしていました。
今回宿泊したホテルはGoogleマップのとおりです。RFホテルというホテルになります。立地はバス停、駅ともに近く、市街地にあるため良いです。お風呂トイレともに綺麗で、毎日シーツも変えてくれていました。また、窓口のお姉さんはとても美人で親切です。英語は普通に通じ、流暢な感じで対応してくれたので、中国語に不安を感じている方でも安心だと思います。
台北駅からRFホテルまで、Google先生によると、およそ3.5キロといったところ。私が持って行った荷物はというと、小さめのスーツケース(機内持ち込み可)一つと、小さめのリュック(MacbookAirが入るくらいの)一つを持って行きました。それほど荷物が多くなかったこともあり、とりあえず歩いて向かうことにしました。
街の情景はというと、東京よりは都会的ではないにしても、沖縄の県庁所在地である那覇市よりはかなり栄えていました。道も広く、交通量も多かったです。感動したのは、信号機にあと何秒で青または赤に変わることが一目でわかることです。どういうことかというと、信号機に秒数が表示され、あとどれくらいで信号機の色が変化するか知ることができます。
ちょうどホテルまであと半分の地点まで来た時、少し疲れてきたので、すぐそこにあったチェーン店と思われるファーストフード店に入ることにしました。時刻は11時頃だったので、それほど混んでおらず、台湾まで来てファーストフードかよ、と突っ込まれてしまいそうですが、英語も通じるかもしれないと、少し汗ばんだ顔をハンカチでぬぐいながら入店することにしました。
お店のシステムがよくわからなかったのでとりあえずジェスチャーで一人であることを伝え、案内されるがまま席へ移動。メニューが渡され、なにやらすごい勢いでボーイッシュな女性店員に中国語で説明を受けるが、全く理解できない私。これはまずい、とりあえず英語で
「 I cannot understand Chinese」
と言うが、店員さんもキョトンとしており、なかなか通じていない模様。
ジェスチャーで注文方法を教えてもらい、それは理解できたので、
「オーケー、オーケー」
とオーケーを連呼し、メニューに目を通す私。
オススメメニューにベーコンレタスバーガーがあったので、それを注文することに。台湾では、というよりこのお店では、注文票に全てのメニューが書かれてあり、メニューの横にあるチェックボックスにチェックを入れる方式で注文するシステムらしい。
BLTとカプチーノにチェックを入れ、オーダーをしにレジへ向かった。そして注文するが、店員の言っていることが全く理解できない。中国語で話しているが、なんの予習もしてこなかった私、英語ができれば問題ないとたかをくくっていた私は、ここで多少、少しでも中国語を予習してくるんだったと後悔しました。
日常会話くらいできれば、もしかしたら人を通じてもっと面白い旅、思い出に残る旅になったのではないでしょうか。
というわけで、とりあえず店員の言っていることに適当にうなづきながらやりすごしていると、「シェシェイ」という聞きなれた中国語が聞こえてきたので、
「注文は完了したらしい」
と思い、自分の席へと戻った。
「7階だ、7階に行け」
というのである。(おそらくそう言っていたであろう)
というわけで私はエレベーターで7階まで行くことにした。エレベーターを降りると、やはりホテルの受付があり、チェックイン可能時は15時で、まだ13時だったにもかかわらず、とりあえずチェックイン可能かどうか聞いてみることにした。
「もし15時に来なければならないということであれば、一旦外で時間を潰してきますよ」
と受付の女性に説明すると、
「だいじょうぶですよ。あなたのために部屋を一つ用意しますから」
と流暢な英語で嬉し対応をされたので、幸先がよいなと思いながら、お礼をいって部屋に向かいました。
この旅はノープランできたため、この後どこに向かおうか、ベッドに横たわりながら考えました。今から九份にいくと、時間がないかもしれない…。(後から考えると、実際九份に行くことも可能だったことがわかりました)
台北には101タワーという大きな高層タワーがあり、そこに行ってみることにした。101タワー目指して少し歩いていると、上の写真のような建物が、広い公園に立っているのが目に留まったので、近くまで行ってみることにした。そこには多くの観光客がいて、建物の中にも入ることができそうだったが、101タワーに向かいたかったのでそのまま通り過ぎることにした。
タワーの写真を撮り忘れていましたが、幸い正面入り口の写真はありました。タワーは本当に高く、wikipedia情報によると、509.2mもあるらしいです。展望台に登ることもできるのですが、周りは家族連れやカップルが多く、少し気が引けてしまい登るのを断念しました。
ひととおりショッピングモール内をぶらぶらした後、101タワー周辺を一回りして、気になるビルに入ったりなんかしていると、シドニーでいつもお世話になっていた茶タイムというドリンク屋さんを発見!
鼎泰豊は台北市内にいくつか店舗があります。私は今回、SOGO復興店というデパートの中にある店舗へ行きました。行ったのは行ったものの、はやり夕飯時。すでに長蛇の列が。電光掲示板に待ち時間1時間と表示されているではありませんか。誰かとともに来ているならまだしも、家族連れやカップルが多い中、一人で1時間も待つのは嫌だったので、とりあえず次なる手を考える事に。辺りを見渡してみると、何やら待っている人たちの脇にはテイクアウト(テイクアウェイとも言う)を注文しているちょっとした列があるではありませんか。そして持ち帰りの待ち時間はなんと十五分。店内で食べるよりも4分の1近くの時間で小籠包を食べる事ができるらしい。私はこのテイクアウトシステムを利用する決め、とりあえず注文の仕方がわからず中国語もわからなかったので、注文するレジのようなところのすぐ脇に供えてあったメモ帳の一ページを剥がし、これまた備えてあったペンで「小籠包×6個」と漢字で書いて列の最後尾へ並んだ。待つこと3分ほどして、いよいよ私の注文する番になり、とりあえず可愛い美人な店員さんに先ほどしたためたばかりのメモを渡した。すると女性の店員さんは、英語で話しかけてくるではないか。
「おお、英語が使えるとな」
私はなかば感心し、何と言っているのか理解しようと頑張りました。
“Six peaces? Six pack?”
確かにシックスパックの腹筋を目指してはいるけれど…。そんなに私の腹筋に興味があるのだろうかと訝しげに思いながら、いや、6パックも一人では食べる事ができないので、6個と店員さんに伝え、お金を払い、小籠包ができたら音で伝えてくれるリモート式の機会を受け取りました。
なんども言うようだが台湾の人はなんだか親切だ。そして可愛い。鼎泰豊の店員は可愛いと思う。そしてスタッフのみなさんは凄く接客態度も良かったです。
15分ほど近くのフードコートのテーブルで待ち、その後再び持ち帰り専用のレジに並んだ。私の受付番号が電光掲示板に表示されているのが見えたので、店員さんに番号を見せて小籠包を受け取った。再び先ほどまで座っていたフードコートのテーブル席まで戻り、包みを開いて小籠包を食べました。
このような袋で渡された |
肝心の小籠包の写真を撮るのを失念してしまいました。それくらい小籠包は美味しかった。実は私、シドニーで鼎泰豊の小籠包を食べた事、あったんです。でも台湾で食べる小籠包は、なんだか違う風味を醸し出していました。
私の通信環境
ここで、私が台北で使用した通信環境をまとめておきます。私のキャリアはSoftBankです。現地でプリペイド式携帯を買うか、モバイルWi-Fiなどあればレンタルすることも考えたのですが、今回短期間の旅行という事で、SoftBankが提供している海外パケットし放題を使用することにしました。
海外パケットし放題の料金詳細などはこちらを参照のこと。
ざっくり言うと約¥3,000くらいで1日パケット使い放題というものです。3日でも1万円以下で収まるので、まあこれで良いかというくらいの思いでiPhoneから設定を済ませました。直接SoftBankの店頭に足を運ばずとも、手持ちのスマホから設定する事ができることも便利でした。ただ、本当に設定がきちんとされているかどうかは不安でした。なので海外パケットし放題を行う場合は設定方法などをしっかり確認してください。これで、日本にいる時と同じ通信環境が整いました。
茶タイムパールミルクティーが美味しい
台北では様々なミルクティー屋を日本でいうコンビニくらいの頻度で目にしました。その中でも、私が気に入っているお店が「チャタイム」です。日本にも店舗があるようです。はじめてチャタイムに出会ったのは、シドニーでワーホリをしていた頃で、喉の渇きを潤すためにパールミルクティーを良く飲んでいました。タピオカ入りのため、ちょっとした空腹感も満たすことができます。また、甘さ、氷及びタピオカの量をカスタマイズでき、私のお気に入りは甘さ控えめの氷の量も少なめです。
参考URL: chatime (公式サイトにジャンプします。)
台北市内の鼎泰豊で腹ごしらえ
chatimeで喉の渇きを癒したら、お腹が空いてきたので、どこか空腹を満たすことができるお店はないかと考えました。
「小籠包が食べたい…。」
ということで、鼎泰豊というお店に向かうことにしました。数店舗あるうちの、下記地図のお店に行きました。
案の定、とても混んでおり、大半が観光客に見受けられ、そのうち5割くらいは日本人のような雰囲気…。ゴールデンウィークということもあり、鼎泰豊に限らず日本人観光客はとても多かったです。
小籠包がとても美味しくておすすめです。もちっとした皮を前歯で少し破ると、中からジューシーな汁が溢れてきます。お酢につけてもよし、醤油につけてもよし。餡もとても美味しいです。食事をどこにするか迷っていれば、とりあえず鼎泰豊にいってみることをおすすめしたいです。少し料金は他店や屋台に比べて高いかもしれませんが、価格に見合った料理を楽しむことができます。
バスに乗って台北市内から九份へ
移動日を無事に終え、二日目は今回のメインと言っても過言ではない九份に向かいます。九份はご存知の方も多いと思いますが、「千と千尋の神隠し」の舞台となった場所です。交通手段としては、タクシー、バスがあるようで、私はバスで向かいました。事前に調べておいたバス乗り場付近まで来てみたもの、バス乗り場がどこにあるのかわからず地図を確認していると、知らないおばちゃんが近寄ってきて、
「九份?九份?」
と聞いてきました。私が頷いて見せると、バス乗り場まで案内してくれました。私はあまり混むのが好きではなかったので、早朝バス乗り場に向かい、九份に向かったので、それが仇となったようです。九份に向かう人は夕方から夜が多いようでした。実際に私が九份から台北に戻ってきた際、おおよそ3時から4時頃だったと記憶していますが、かなりの長蛇の列がバス乗り場にできていました。
バスに乗って思ったことは、台北に限ったことではないのですが日本と比べてかなり運転が荒い…。座席に座ることができなかったら、九份に着く頃に疲れちゃってたかもしれません。ちなみに、このバスもeasy cardで支払い可能でした。
高速道路を抜けると、建物の数はぐっと減ってきます。そしてまたしばらくすると、台北よりも小さな街に入りました。ローカルな街なのだろうかと、興味を持った私は、こういうローカルな街こそ、なんだか異国の本質的なものがありそうだと、知ってもいないくせにそういう考えに駆られるのでした。この小さな街を抜けると、急な坂道に突入し、道幅は狭く、対向車からも私が乗っているバスと同じくらいの大きさのバスがやってくるのですが、どちらかが止まらないと危なくて進めない状況に。上りのバスが一時停止し、対向車を行かせてから発信する、というシーンが2、3回ほどありました。坂道を登って行く途中で、大きなお城のようなものが車窓から見えました。ちなみに行きのバスに私は通路を挟んで左側、発進方向から見て中央より左側の席に座っていました。おそらく左側に座ったほうが景色を堪能できると思います。
「ほんとにここが九份??」
と、千と千尋の神かくしの舞台のような場所を想像していたため、少し半信半疑でしたが、少し坂道を登り、奥へ進んで行くとそこは確かに、千と千尋の神かくしで登場していたシーンと重なる部分が見受けられました。
写真は知人が撮影したもので、夕方の時間帯に取られたものです。やっぱりかなりの人が訪れていたようで、歩いて回るのも大変そうでした。ですが雰囲気を楽しむなら、夕方からの時間帯の方が良いかもしれません。
天気は曇り。ゴールデンウィークで5月だったのですが、台湾は歩くだけで汗ばむ気候でした。日中行くのであれば、デオドラント系の臭い消しなどの汗対策、日焼けクリームなどの日焼け対策は必須かと思われます。道路は狭く人も多いので、日傘をさすと歩き辛くなるため、使用しない方が無難だと思います。奥に進んでいくと、両サイドに出店が次々と姿を現します。出店が見えてくるあたりから、臭豆腐の匂いか定かではありませんが、それっぽい匂いが充満してきます。臭豆腐の匂いが苦手な方は苦痛かもしれません。私はこの通りで、日本円で約2,000円ほどの烏龍茶をお土産に買いました。なかには、千と千尋の神隠しに登場するキャラクター(顔なし)などのグッズを販売しているお店もありました。頂上と思われる場所まで登ってみると、そこには学校のような建物がありました。休日だったためか、大きな門は閉まっており、もしここが学校だとすると、辺鄙なところにあるなあ、と思わずにはいられませんでした。平日でも観光客はいるだろうし、周囲にはそれほど民家があるわけでもないので、どれくらいの生徒がいるのだろうかと不思議に思いました。頂上まできたためか、ある意味満足感を得る事ができたことと、少し歩き疲れ足も痛くなってきていたため、バス乗り場まで戻ることにしました。その途中、大きな社を発見しました。
このお社は、昭霊廟 霞海城隍というらしく、どのような歴史があるのか調べてみたいと思います。
日本では珍しいような、少し派手めの神社のような建物がありました。とりあえず写真に収め、特にお祈りすることもなく、一礼してその場を去りました。この建物も頂上付近にあります。メインの街道からは少し脇道にそれるので、もしかしたら見逃していたかもしれません。
一通り、千と千尋の神隠しの雰囲気ある街道を回った後、帰りのバス乗り場に向かいました。帰る前に、ついでに金瓜石という、その場所自体がある種の博物館であるらしい場所まで行ってみたかったので、金瓜石行きのバスを探すことにしました。数分待っていると、バス車体の電光掲示板に金瓜石と書いたバスがやってきたではありませんか。
「よし、これに乗れば金瓜石までたどり着けそうだ」
そう思った私はすぐにバスへ乗車しました。二十分ほどして、車窓から外をみてみると、なんだか見覚えのある風景。
「なんだか、元来た道を戻っているような…」
そうです、なんと、元来た道を戻っていたのです。つまり、台北市街地へと向かっていたのです。私はがっかりし、今更バスを降りる気にもなれずに金瓜石へ行くことは諦めてバスに身をまかせるだけでした。1時間半後には、台北市街地へと我が身は運ばれ、バスを降り途方に暮れていました。みなさんバスに乗るときは気をつけてください。
台北市内に戻れた時の時刻はおよそ午後5時ごろ。九份行きのバス停を見てみると、長蛇の列が。次回は夜に向かってみるのも良いかもしれないと思いつつ、夕飯を探しに向かいました。
台北の人はとても親切
台北の人はとても親切でした。みんなが皆そうではないことは百も承知ですが、たとえば、お土産やさんでは日本語で話しかけてくるし、一番助かったのは日本に帰国する際、easy cardの残高が足りなくて改札口を出ることができなかったときの駅員さんの対応です。てっきり、まだ残高が十分残っていると思い気にせず空港まで市内からMRTに乗車し、空港に到着して改札を出ようとしたら、残高不足で出られず…。焦って現金を確認すると、市内で紙幣を使い果たしたようで小銭しか残っていないことに気づきさらに焦りは募りました。そんな状況を気にかけてくれたのか、駅員さんが寄ってきてくれました。ジェスチャーと、とりあえず日本語で状況を説明し、ありったけの小銭を窓口のカウンターに広げさせてもらい、数を数えてもらい(自分で数えろよって感じですが)ました。そしてお札に両替までしてくれて、なんとか、ほんとにギリギリ、足りました。その他、私の宿泊したホテルでのホスピタリティも十分高く、なんというか親切なだけでなく、愛想の良い親切心、のようなものを感じました。一概に、国民性であると言い切ることはできないかもしれませんが、今度は台北の田舎の方も旅し、できるだけ人と関わってみようと思います。
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