GR2を持って東京駅周辺を散歩してみたらスナップシューターたる由縁に気付けた気がします!
みなさんこんにちは。
今年も残すところ後少しですね。
コロナの猛威もすごいですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今回は、仕事で東京へ行く機会がありましたので、仕事の合間にGR2を持って丸の内、皇居、日比谷周辺をお散歩してスナップ写真を撮ってきましたので、作品(と呼べるものでもないですが)を交えて書いていこうと思います。
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GRが最強のスナップシューターと言われる理由に少し気づけた気がします。
スナップ用に手軽に持ち歩ける良いカメラはないか探し探し、かれこれGR2を購入して3年ほど経ちます。そして今回の東京街歩きでようやく、GRが最強のスナップシューターと言われている由縁のようなものを感じることができました。
どういった点に感じたか、いくつかあげていきたいと思います。
まず、機動力の高さです。手に持っている状態で電源ボタンを押してからシャッターボタンを押すまでにかかる時間は、実際ストップウォッチで計ったりはしていないので、あくまで感覚ですが、体感的に1秒から2秒程度です。「なんだかこの瞬間撮っておきたい」と思った瞬間に、電源を入れ、そのままシャッターを切る。そういうことが可能なカメラなのです。
手ブレなんか気にしない。
一眼レフカメラで写真を撮る時、しっかり脇を締めて構える。ブレを最小限に抑えるために、しっかり構えて息を止め、綺麗な写真を撮る。そんな固定観念を、良い意味でGR2は壊してくれました。GR2でスナップ写真を撮る時は、そんなこと考えずに、極端な話、背面モニターさえ見ずに、シャッタースピードと絞りとISOだけ設定してあとは適当に撮っていく。そんな感じで良いのかもしれないと、感じました。
スナップ写真を撮る時に、すべての瞬間でそうするわけではありませんが、ここぞと言う時、写真に収めたいと思った瞬間を、高確率で逃さないですむのは、構図やブレはある程度割り切って撮っていく撮り方の方が、あとで見返した時に「ああ、こんな風に写ったんだ」という一種の楽しみのようなものがある気がします。そしてまた、少しブレていることによって、フィルム感が出るというか、メランコリックと言いますか、哀愁のある写真が撮れたのではないかと、思います。
余談:シャッターを「切る」という言葉を本文中に使用した時、ふとした違和感を感じました。どうして「切る」という言葉が使われているのだろうか、そこに違和感を感じたわけです。ネットで調べてみたところ、NHKさんが出しているPDF資料に行き着きました。この資料の中では、
”ある辞書では,「閉まっているものを開ける」というとらえ方をしていた。つまり,「手紙の封を切る」と同じだ。「シャッター を切る」は,「閉まっているシャッターを開けて ,一定時間 ,光を取り込む」ことを表しているというわけである。”
と言及されていました。なんとなく納得しました。
軽い、持ち運ぶ、なので、撮る
自身、一眼レフカメラを所有していますが、今般広まってきているコンパクトなミラーレス機でもないため、それほど活躍していないのが現状です。対して、GR2の軽さとコンパクトさといったら、一般的なジーンズのポケットに収まり、ポケットに入っていてもiPhone12 pro maxと同じくらいの感覚にしかなりません。カメラは「あ、写真撮りたいな」と思った時に所持していないとその瞬間を写真に収めることはできないわけで、最近だとスマートフォンのカメラ性能が飛躍的に向上しているとはいえ、GR2のもつAPS-Cサイズのセンサーで撮られた写真を後で見返した時、iPhoneで撮った写真と比べてみると、解像感や表現の幅は、まだまだ高級コンデジに軍配があがると感じています。
GR2の今回の設定について
今回お散歩をしながら撮影に使用したGR2の設定を書いておこうと思います。
撮影モードはマニュアルモードで、絞りはF4からF8あたり、主にシャッタースピードを変更しながら露出を調整しながら撮っていました。
F4設定時に、シャッタースピードが60分の1秒でも暗い時はISO感度の数値を上げながら、撮っていきました。それからフルプレススナップをONにし、だいたいの写真をフルプレスで撮影しました。
フルプレススナップの設定方法については、RICOHさんのウェブサイトが参考になると思います。
参考URL:http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/dc/support/faq/digital-camera09/DCG09342.html
夜の撮影では手ブレとノイズが気になります
やはりと言いますか、暗所だとF値を最小の2.8にし、ISO感度を上げつつつできるだけシャッタースピードを遅くしての撮影となりました。なので手ブレした写真が量産されました。設定によってはきちんとピントのあったものを撮ることができますが、今回はできるだけ素早い動きでスナップするテーマで撮っていきましたので、このような感じの写真が多く撮れました。拡大して見るとよくわかりますが、かなりノイジーな写真になっています。これはこれで、良く言えば味があるのかな、と感じています。
スナップしてみた感想
今回、GR2をこれまでの撮影の仕方とは少し違う方法で撮影してみました。その方法というのは、撮影するときは背面液晶を見ずに、フルプレススナップで、とりあえず素早く撮っていき、露出が足りない場合はISO感度とシャッタースピードで調整していく、というものでした。このような撮り方をしたのははじめてで、GR2の機動力の高さ、スナップシューターと言われる由縁のようなものを直に感じることができたお散歩となりました。今後の散歩や旅のお供に、そしてGR2の可能性を探求すべく、これからもできるだけ持ち歩いてみようと思っています。
youtube動画:GR2 snap shoot vol 1
GR2について他の記事でも書いていますので、もしご興味あればご覧いただけますと嬉しいです。また、youtubeに作例写真をまとめた動画をアップロードしました。こちらも参考になれば幸いです。